livepass株式会社

livepass独自の端末側合成技術がパーソナライズド動画の常識を変える

livepassがパーソナライズド動画を生成するにあたって用いている、独自の端末側合成技術、およびその技術を生かしたビジネスモデルを含む技術が、このたび特許として登録されました。


本記事では、livepassの端末側合成技術とはどのような技術なのか?それがユーザー企業にどのようなメリットをもたらすのか?について解説します。

【背景】
パーソナライズド動画を生成するにあたって、従来多く用いられていた技術は、サーバ側合成と呼ばれる技術であり、過去にlivepassもサーバ側合成を採用していたことがありました。

しかしながら、サーバ側合成技術には、以下の課題が存在していました。

【課題1】

近年、IT技術の発達により、情報をインターネットで送受信することが主流となる中、個人情報を保護することの重要性が高まってきています.
そのような中で、サーバ側合成の技術においては、個人情報を反映させた動画を生成するにあたって、動画生成サーバに個人情報を取り込む必要があり、 パーソナライズド動画サービスを利用する企業は、自社の個人情報を、第三者である動画配信業者に受け渡す必要がありました。自社の重要な顧客の個人情報を、第三者である外部の動画生成配信サービス提供企業に開示することは、個人情報保護やセキュリティリスクの観点で大きな問題となり、パーソナライズ動画の利用にとって大きなハードルとなっていました。


また、BPO会社等が、自社データセンターで預託を受ける個人情報を反映させたパーソナライズ動画サービスを提供する場合、預託を受けた個人情報を外部に受け渡すことはできないため、従来のサーバ側合成の仕組みだと、動画生成サーバをBPO会社内部にオンプレ構築し、自社環境内で動画ファイルを合成する必要がありました。その動画生成サーバのオンプレ構築の作業負担と費用が、パーソナライズド動画サービスの導入において大きなハードルとなっていました。

【課題2】

サーバ側合成の場合、個人ごとの動画ファイルを生成サーバで合成し、それを配信サーバにアップロードする作業が必要となります.しかし、動画ファイルの生成には一般的に長い処理時間が必要です。また、動画ファイルのサイズは一般的に大きく、配信サーバへのアップロードも長い時間を必要とします。このため、視聴が可能となるまで長時間視聴者を待たせることになり、視聴者にストレスを与える可能性がありました。


また、動画を生成するための処理でサーバが占有されるため、多数の視聴者の同時アクセスに対処するためには、 多数の高性能な動画生成サーバを使用して並列処理を行う必要があります。この場合、視聴者数の増加に伴い、動画生成サーバの台数を増やすことでコストが増大し、それがサービス利用費用の増大に跳ね返ってくるという課題が存在していました。

【livepassの端末側合成技術とは?】


Livepass独自の端末側合成技術は、こうしたサーバ側合成技術の課題を同時に解決するものです。

端末側合成の技術は、動画・音声・個人情報を、端末側、すなわち、スマートフォンやPCのブラウザ上でリアルタイムに合成する方式です。

【端末側合成技術はどのようなメリットをもたらすのか?】


そのことによって、上記2つの課題は、以下のように解決されることになります。


まず一つ目の課題(サービス利用企業は、第三者である動画配信業者に自社の顧客情報を受け渡さなければならない)については、 端末側で動画と個人情報を重ね合わせる仕組みを取りますが、その際、個人情報については、livepassサーバを経由することなく、企業のデータベース等から直接視聴者の端末のブラウザに受け渡すことによって、パーソナライズ動画を生成することができます。そのため、本サービスを利用する企業は、自社の大切なお客様の個人情報を、第三者である動画配信業者に受け渡すことなく、パーソナライズド動画を視聴者に配信することが可能となります。


また、パーソナライズ動画の提供を検討するソリューションベンダーやBPO会社は、端末側合成の仕組みであれば、動画生成サーバに個人情報を渡す必要がなくなるため、動画生成サーバをオンプレ構築しなくとも、パーソナライズド動画を配信することが可能となり、導入負担が格段に減ることになります。
BPO会社が端末側合成技術を活用したパーソナライズド動画サービスを導入する場合の枠組みは以下のようになります。

二つ目の課題については、 視聴者の端末上で、リアルタイムに動画と個人情報が合成されるために、個人ごとの動画ファイルを生成するというステップを省略することになります。

そのため、視聴者のリクエストが発生してから、動画を視聴者に見てもらうまで、長い時間待たせることも少なくなり、視聴者にストレスを与えないと言ったメリットがあります。また、動画を生成するサーバを保有する必要がないために、インフラコストを低く抑えることが可能となり、サービスを利用する企業の利用費も相応に抑えることも可能となります。

【特許の概要】

特許登録日:2019年2月22日
特許番号:特許第6481214号
特許名称:パーソナライズド動画を提供するためのコンピュータシステム、そのコンピュータシステムに含まれる情報処理装置、その情報処理装置において実行されるプログラム、そのコンピュータシステムに含まれるユーザ装置において実行されるプログラム

【結び】

livepassは、パーソナライズド動画は、お客様に合わせて生成された動画で、人に近いレベルのコミュニケーションを実現し、企業の接客オペレーションを効率化するものだと考えております。
Livepassは、その独自の端末側合成技術を通じて、企業やソリューションベンダーが、パーソナライズド動画を利用しやすくなり、よりよい顧客体験を提供することに貢献していきます。